弁護士ブログ

シニア割引

2015年11月29日

久しぶりに映画を見ようと思い立って、みなとみらいに出かけた。

特に目当ての作品があるわけではなく、たまたま007のシリーズ第24作スペクターの先行上映というのをやっていて、先行上映という言葉に惹かれて(一斉公開は12月4日とのこと)、チケットを買う。

「どの種類のチケットですか?」と聞かれるので、おいおいまさか大学生や高校生に見えないでしょと心でつぶやきながら、「一般です」と答えて、案内板をよく見ると、「シニア1,100円(要証明書)」とある。

60歳以上はシニアだと。

そっか!!と免許証を見せて、初めてシニア割引を購入。なんと一般1,800円と比べて700円もお得。

還暦となった今年は、実年齢と感覚年齢の違いに大きく戸惑っている。

同級生に会うと、みんな同じことを言う。

一昔前に比べて、社会全体で人の感覚年齢は10歳若くなっているのではないだろうか。

それでも、シニア割引はありがたく頂戴しました。。。

千住大橋 「田中屋」

2015年9月19日

東京も足立区、葛飾区、江戸川区となると、西の生まれの人間にはなかなか行く機会がない。

不思議なもので、上京組の中でも、関西出身の者は自然と東京の西域に居を構え、東北出身の者は東域に居を構える傾向があると聞いたことがあるが、確かにそうだ。

そんな私が、今日初めて北千住を降りて、千住警察の脇を通って、千住大橋まで歩いた。

そこは「東京の下町」とはいうけれど、どことなく大阪に似ている。そういえば、横浜も関内から少し離れた横浜橋辺りに行くとなんとなく大阪の匂いがする。たぶん、このどことない匂いが、大阪の庶民の匂いに通じるのだろう。

今日の目当ては、居酒屋「田中屋」。

開店少し前に着いたところで、暖簾が出ていたので「いいですか」と声を掛けると、おかみさんが「はい」という。

厨房にはそのご主人と息子さんが働いている。客は誰もいない。

戦後の千住の変遷のことなどをご主人が静かな語り口で話すのを聞きながら冷酒をちびちびやる。

私の居酒屋巡りのバイブルは、大田和彦氏の「居酒屋百名山」。

その本の中で「レストランは腹を満たす所だが、居酒屋は心を満たす所だ」と太田氏は書いている。

まことに至言である。今日の店も、その言葉にぴったりだった。

食事は人の営みの基本であり、幸せの基本である。家族の団欒にも欠かせない。

食事は餌ではないんだよと、電車の中でハンバーガーを頬張る人に言いたくなる。

六甲山

2015年8月12日

西宮生まれの私にとって、六甲山は身近な存在だった。

小学生のころは昆虫採集をして歩き、中学、高校生のころはハイキングや飯盒炊さんをして遊び、浪人時代は山の上の池で女の子とボートに興じ・・・六甲山にはその時々の思い出が水彩画のように残されている。

家から近くて、山頂に行っても半日で帰れる距離であった。

その六甲山の山頂ホテルに初めて泊まった。

阪急六甲駅からシャトルバスに揺られ約30分。

神戸の市街地とその先の海を見下ろしながら、車道をみるみる上に登っていくと、見晴らしがいい分、うんと爽快な気分にさせられる。

箱根よりも勾配がきつい。

中学生の時に、六甲山は海底から一気に上に伸びており、その勾配は世界一であると地理の先生が教室で話すのを、どうせ地元身びいきの話だろうと、ひねた態度で聞いていたのを思い出す。

夜、ホテルのレストランで食事をしていて、靄が晴れ、神戸の夜景が浮かび上がった。

むかしは100万ドルの夜景と言ったように思うが、今は1000万ドルの夜景と言うそうだ。

函館など、他にも素晴らしい夜景はあるけれど、私は今でも六甲山の夜景が一番好きだ。

なぜか胸がキュンとする。

ホテルの近くに、自然保護センターという施設があった。

そのかげに、50年前の私が本当にいるような気持がした。

マニラみたび

2015年7月25日

羽田からマニラまで4時間の空の旅。

以前は成田に行かなければならなかったが、羽田から直行便が飛ぶようになり、便利になった。

3年ぶり3度目のマニラ。

混沌とした様子は変わらない。

初めて行ったのは4年前。

その時スラム街の家の窓から手を振るマニラの子供たちの写真をブログ(2011年7月22日)に載せた。その場所に行ってみた。

あの時の子供はもういない。

しかし、人は違っても同じ小さな子供が、街中にたくさんいる。

高層ビルと貧しい生活が同居する街。

今の日本の電車やバスに乗ると、不思議なほど人を寄せ付けず不機嫌な表情をした若い女性を見かけるが、マニラにはいない。

生きることとは何か。

豊かさとは何か。

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